糖質ガバガバ制限の失敗談
クララは絶賛減量中なんだけど、やり方としては1日の摂取上限カロリーを設定して、食べたものをダイエットアプリに記録していく方法なのね。
でも以前に糖質制限に傾倒した時期があるから、今回はその時のことを書いてみるよ。
3年くらい前のことで名前は忘れたけど、糖尿病の専門医が書いた糖質制限の本を読んで、エラく感銘を受けたのね。
本の要旨としては、「人類は本来肉食動物だし糖質は必要ない!主なエネルギー源は脂質!糖質は人体に毒!」みたいな感じだったかな。
それを読んだ日からクララは糖質制限生活を決意したの。
糖質制限とはいっても全ての糖質を摂らないことは現実的じゃないから、「主食や甘いものは極力食べない」というアバウトな方針で行くことにしたのね。
開始から2ヶ月くらいは体調もよくて体重も順調に落ちたし、糖質を摂りたい欲求みたいなのもあんまりなかったかな。
よく覚えてるのは、日中に眠くなることがほとんどなくなって、睡眠時間が自然に減ったことだね。
当時はKindleの端末を買ったばかりで読みたい本がいっぱいあったから、読書に専念できて助かってたの。
糖質制限の食生活は今後の人類にとってのスタンダードになるんじゃないかって、わりと本気で思ってたよ。
一時的なダイエットじゃなくて、主食をとらない生活は一生続けたいとさえ思ってた。
でも何ヶ月か経ったある日、デカ盛りグルメにハマってしまったのね。
反動だったのかな。
もちろん毎日ドカ食いってわけじゃないけど、週1回くらいはデカ盛りのお店を調べて食べに行くようになっちゃった。
それだけだったら単なるチートデイみたいなものだけど、糖質摂取に対するハードルはダダ下がりになったのね。
それからは甘いものを食べたい欲求に勝てなくなって、トクホでお馴染みの難消化性デキストリンを摂れば糖質もOKみたいなガバガバルールになっちゃったの。
難消化性デキストリンの粉末を買って携帯用の容器に入れて、それを持ち歩いては飲み物に溶かして、甘いものをバクバク食べつつ飲んでたのね。
そんな調子だったから続けても意味ないと思って、難消化性デキストリンを摂るのもやめたし糖質制限もキッパリやめちゃったの。
糖質制限もどきを続けてる間も自宅トレはやってて、何をやってもすぐバテちゃってたんだけど、糖質を普通に摂るようになってからは筋肉の調子は頗る良くなったよ。
糖質の重要性をハッキリと体感できただけでも、糖質制限を経験した意味はあったと思うの。
…こんなことを書くと糖質制限は悪だって言ってるみたいだけど、そんなつもりはないよ。
クララが失敗したのは糖質制限そのものが悪いんじゃなくて、やり方と無計画さが原因だと思うから。
実際、糖質を控えられてた時期はちゃんと痩せてたもん。
だから、食べたものを記録して糖質のコントロールができるならアリだと思うの。
現に短期間で結果を出してる人が多いから流行ったわけだしね。
クララが糖質制限をやめてカロリー制限を選んだのは、簡単で続けやすいからなの。
糖質制限だとカロリーや脂質がとりまくれるのは気楽だけど、食べられるものの種類はかなり限られるでしょ?
カロリーだけの制限なら、量さえ気にすれば何でも食べられるもん。
クララの場合、あんまり気にしなくてもPFCバランスはそんなに崩れてないから深く考えないことにしてる。
カロリー計算の難しさが最大のネックだけど、計算はダイエットアプリに任せちゃえばいいからね。
大まかでも数値がわかってれば、感覚に頼らず適切に対応できるじゃない?
高カロリーなものを食べちゃっても、「あと〇〇カロリーは食べていい」ってことがわかるから本当に楽チン。
これは記録してなかったら得られないメリットだね。
ストレスが少ないから続けられるもん。
もちろん厳密なカロリーや栄養素の量を求めるのは難しいけど、そんな細かいことを気にするよりもアバウトでいいから「続ける」ことの方が圧倒的に大事だと思うの。
そんなこんなで結論としては「無理なく続けることが正解」という、ものすごく当たり前なところに落ち着いたのね。
そんなこと誰でも知ってるじゃない?
でも実現できるのは本当にごく一部の人だけだから、どうやってそのことを自分の体験を通して理解するかが大事なんだと思うの。
だからこれも当たり前なんだけど、失敗してもいいからとりあえずやってみることなんだよね。
クララひとつ賢くなったよ.+*:゚+。